2011年01月14日

経営1

 最近、会社経営する上で難しいと思うことがある。それは成功するための「明らかな正解がない」ということだ。学生時代の問題はどんな難しい問題であっても、正解が存在した。ところが社会に出てからの問題は、答えらしきものはあっても正解と言い切れるものがない。世の中で成功(この定義も難しいものがあるが)していらっしゃる何人かの経営者のおっしゃることを聞いてみると、成功した要因が全く正反対のことをおっしゃられていると感じることがある。時代、場所、経営者が異なれば、成功するための法則は異なるのだ。誰もが成功を夢見る。でも一度で成功する人はよっぽどの強運や実力がなければできない。成功者は数多くの失敗を繰り返しながら、自分なりの成功法則をつかんでいらっしゃるのだろうと推測する。私自身も無い知恵を振り絞りながら、日々試行錯誤している。
 ファーストリテイリングの代表取締役柳井正さんが書かれた「一勝九敗」というタイトルの本を読んだ。かの柳井さんでさえ「一勝九敗」なのなら、自分ごときは「一勝九十九敗」でもいいかなとほっとしてした。失敗の経験があるからそれを糧にして成功を掴めるのだとするなら、失敗も単なる失敗ではなくなる。最初に経営には「明らかな正解がない」ので難しいと書いたが、「明らかな失敗」もないとも言えるし、そう考えると難しくもないか。

一勝九敗 (新潮文庫) 

 



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Posted by ジパング at 06:01│Comments(0)経営
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